車の運転を楽しく安全に乗るちょっとしたコツ
最近の車の先進技術には驚くばかりです。
自動ブレーキや駐車を自動化したり、最近では運転そのものを自動化してドライバーがハンドルを握ることなく目的地まで安全に運んでくれるという技術まで現実化の声がささやかれている。車メーカーの方々の努力に頭が下がり、安全が技術的に確立すればどれほど社会に貢献するかと期待も高まります。
とはいえ、まだまだドライバーの運転技術に安全が任されていることは間違いはありません。なんでもない駐車に戸惑う車に遭遇したり、ちょっとした配慮で回りに迷惑をかけない運転作法にイライラしたり文句のひとつも言いたくなるという場面は日常茶飯であることも事実です。
最近、ちょとしたことが気になります。交差点で右左折する際のマナーというか作法というのでしょうか、曲がり方に横柄さを感じてしまうのです。細かなことかもしれず、あまり人さまに語るつもりはないのですが、ついつい注目してしまい気になるのです。
交差点での右折というのは緩やかに大きくハンドルを切るというのが安全な操作のコツでもあり、けっこうこれが交差点における安全運転のポイントになります。右折の先の車線に入口から正しく進入することにもつながり、これが先方から隠れてしまう自転車やバイクにも気づきやすく、もちろん横断歩道を歩く人の存在にも発見しやすいという点でとても重要なのであります。
ところが、この右折を小さく極端に早くハンドルを右に切る傾向が見受けられて、つまり、交差点を斜めに切り込み車線に急角度で進入するというパターンが多いように思うのです。スピードを緩めることなく慌ててハンドルを切るといった急ハンドルでとても危険に思えるのです。横断歩道も斜めに横切る感じで、前方の車に対してもムリやり横断する形で安全とは言えません。
逆に左折はというと逆に大きく、大げさに言うと一度右に車を振って左折するといったパターンです。歩道との差があるので巻き込む危険性もあるので、本来なら左折は車線の端っこをなぞるように小さく回るというのが基本であり安全運転のマナーでもあるはずですがその逆を行う点が不思議でなりません。
つまり、右折は大きく左折は小さくというわけです。
こうした様子の原因はよくわかりませんが、車に備わっている機能が充実しているからでしょうか、または、とにかく忙しい現代社会がそうさせているのでしょうかよくわかりませんが、こうした場面に遭遇する機会が少なくないと思ってなりません。
話は変わって駐車するにもコツがあるようです。
車は目いっぱいハンドルを切って動かすと動く円のパターンが最小となります。この知識を知っていると、自分の車のその半径が決まっているので、バックする際の車の位置を定めておけば同じようにハンドルを切って動かせば最も短い動きでピタリと駐車スペースにおさめることができるというわけです。
テクニックや技術ではなく当然の理屈を使うというわけです。
多くの普通車は、止めようとする駐車スペースの2台先にある車の左側あたりに運転席にいる自分の背中が来るあたりで車を止め、左にハンドルをいっぱいに切ってゆっくりバックをするとそのままピタリとスペースにおさめることができます。
だいたい駐車場の各1台あたりのスペースは決まっていますので、どこでもこの技が使えてストレスなくスムーズに駐車ができるのでぜひ試して頂きたいと思います。
車をストレスなく安全で誰もが操作できるとなると、やっぱり自動運転、自動駐車なんてことになるのでしょうか。それはそれで便利で安心できる社会でもあるのですが、なにやら寂しさも覚えてなりません。