【うしおととら】白面の者のモデルは那須高原のアレ!
人気漫画『うしおととら』に出てくる、主人公たちの敵・白面の者。
九つの尾を持ち、毒気を出して戦うその姿には、実は『モデル』がいると言われています。
色々なアニメや漫画でモデルにされる妖怪とは?
白面の者のモデルとなったと言われているのは、あの那須高原の『殺生石』として有名な『九尾の狐』です。
九尾の狐とは、鳥羽上皇が寵愛した『玉藻前』が実は白面金毛九尾の狐の化身であり、多くの罪もない人間を殺した結果、軍によって殺され石になったという伝説の妖怪です。
現在でも、殺生石の周りには毒気が充満しており、それは九尾の狐の力だと言われています。
観光地だけど実は危険!
殺生石の周りの毒気の正体は、『硫化水素』『亜硫酸ガス』です。
濃度が薄い分には、普通に観光をしていても問題がありません。
那須高原の付近には、硫化水素泉や硫黄泉などの温泉が多く、温泉であっても、『換気』は必要と言われています。
殺生石は、現在は有名な観光地となっているので、危険性をあんまり感じられませんが、ガスの排出量が多い場合は規制されることもありますので注意が必要です。
また、これまでにも人気アニメの『妖怪ウォッチ』に出てくるキュウビや、映画『ゲゲゲの鬼太郎 最強妖怪軍団!日本上陸!!』に登場する悪役・チーも、九尾の狐をモデルにしたキャラクターです。いずれも九つの尾を持つ狐の姿が印象的です。
このように、殺生石の白面金毛九尾の狐をモチーフにした作品は、アニメの世界でも少なくありません。