【五輪のトリビア】聖火って途中で消えたらどうなるの?



世界中が熱気に包まれるスポーツの祭典『オリンピック』。
そして、オリンピックに欠かせないものと言えば、やはり『聖火』ではないでしょうか?
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出発はギリシア!

聖火は古代オリンピックが行われていたと言われているギリシアにあるヘーラーの神殿跡で採火し、聖火ランナーに選ばれた人が、開催地へ聖火を運びます。
これがテレビなどでよく見かける『聖火リレー』です。

近年は、各国の有名人が聖火ランナーを務めることが多く、特に最後の聖火ランナーには、開催国出身のメダリストが多く選ばれています。
これまでにもモハメド・アリさん、伊藤みどりさんなどが選ばれています。

そして、最後の聖火台への点灯では、アーチェリーを使ったり、特殊な演出が毎回施されます。聖火は全ての競技が終了し、閉会式を迎えた後に静かに消されます。


聖火は途中で消えたらどうなるの?

しかし、聖火リレーの最中には、不意のアクシデントもあります。
ギリシアからの距離が遠い地ほど、聖火が消える可能性も高くなりますので、『聖火が消えた場合の対処』というものが必要になってきます。

現在、聖火が消えた場合には、『種火』がちゃんと用意されており、途中で消えても再点火されることが普通になっています。
過去には、海を渡る時に水中トーチも開発され、シドニー五輪の時に利用されました。

水の中でも消えないトーチは、マグネシウムと硝酸ナトリウムの化学反応を利用した仕組みになっています。
オリンピックの開催と共に、聖火も色々対策を取られるので、どこの国で開催をしても大丈夫なようです。