【ラグビーの謎】日本のラガーシャツはなぜ横縞が多いのか?



ラガーシャツとは、ラグビーで使用されるユニフォームのことですが、皆さんはラガーシャツというと、どんなデザインを思い出しますか?
一般的に、ラガーシャツというと、『横縞』のシャツを思い出す人が多いと思います。
97c753feaadfc5b751aaf90790bb302c_s
海外では無地が多い

しかし、海外ではラガーシャツは主に無地の単色が多いのです。
ラグビー=横縞のイメージは、実は日本だけのことだったのです。
ラグビーの強豪であるイングランドやニュージーランドなどはほとんど無地なのに、なぜ日本は横縞模様が多いのでしょうか?
それには、『ラグビー』が日本に入ってきた時期が遅かったからという事情があります。
今でも海外ではラグビーは花形スポーツですが、日本ではラグビーが広まる時期が、海外の他の国よりも遅く、ユニフォームを作る時に、既に海外では単色無地のユニフォームが、ほとんど全パターン出尽くしてしまっている状態だったそうです。
そのため、日本は国旗でも使用されている赤と白の2色を使った横縞ユニフォームになったそうです。
この原型が元となり、今の『ラガーシャツ=横縞』文化に発展していったそうです。

横縞は小さな体を大きく見せるため

更に、ラガーシャツが縦縞な理由として『体格を大きく見せるため』ということが挙げられています。
海外の選手に比べて小柄な日本ですから、デザインを利用して、体格負けをしたくないという思いも込められていたのです。
ちょっとしたユニフォームの工夫ですが、そこにも勝利への思いを感じます。
小柄な体格をカバーするためには、現在の横縞が最も合うデザインなのかもしれません。