会員数激減・高齢化?ブルーリボン賞選ぶ鉄道友の会がヤバイらしい…



鉄道友の会は、新型優秀車輛を選ぶ『ブルーリボン賞』や
優秀通勤・地元車輛を選ぶ『ローレル賞』で名前が知られています。

実際に鉄道友の会って何してる所、入会方法、
入会特典、会員数、実情について知らない人が多いのではないでしょうか。

今回は撮り鉄、乗り鉄などは増えても、鉄道友の会の会員が増えない実情。
鉄道友の会について説明しようと思います。

鉄道友の会って何?

鉄道友の会の参加資格は以下の通りです。

  • 鉄道友の会は、中学生以上が入会可能
  • 入会金1000円、年会費6400円
  • 再入会の際は、入会費無料
  • 家族会員は月会費半額(入会特典は限定)
  • 鉄道関係会社(電鉄会社、部品関連会社、模型会社)は賛助会員
  • 任意参加のサークル(研究会)費は別払い

鉄道友の会最大のメリットは、ブルーリボン賞の投票ができることです。
その他は、会員サイトの閲覧と、鉄道会社主催の撮影会に参加できることですね。

では鉄道友の会の会員が増えない理由は何でしょうか。

鉄道友の会は集団行動大好きおじさん、おじいさんの集まり?

撮り鉄、乗り鉄が、ネットで情報収集、単独行動派なのに対し、
鉄道友の会は、セミプロ、集団行動大好きおじさん、おじいさんの集まりです。

それだけに食堂車という、今は消滅した貴重な話も、お聞きすることもできます。
50代以上の人には懐かしい食堂車ですが、30代の人には『激揺れの高速列車の狭い厨房の中でコロッケ揚げるのか!』と信じられないかもしれませんね。


@twitter.com/QR_official

私は叔父が阪急、叔母が旧国鉄に居たので、叔父叔母が賛助会員ですが、
その当時から、鉄道友の会は、代わり映えはしないと言います。

受賞車輛撮影会は熾烈な争い

受賞車輛撮影会も鉄道友の会の特権ですが、定員を大幅に上回る人数が申し込むので、
当然ながら抽選になります。

抽選に当たったとしても撮影会は有料。当日撮った写真のSNS公開も後日公開です。

会員特典のひとつとして『RAILFAN(旧:鉄道ファン)』が偶数月に送られてきますが、
内容は車両紹介、世界各国で使われている昔の日本の車両紹介、鉄道関係者のコラムなどです。

毎号ほしい方なら別ですが、メルカリでもバックナンバーは売っています。

出版社側も、全国の書店、セブンイレブンでもお取り寄せ可能と明記しています。

施設優待はあってないようなもの

鉄道友の会の施設優待はあってないようなものです。
鉄道博物館の優待とかいてありますが、懐事情のせいでしょうか、
京都市鉄道博物館の優待は受けられません。

会員数は最盛期の6000人強から3000人弱と激減。
その殆どがネットやスマホから取り残された世代です。


@twitter.com/moriya0108

撮影会、研究会などの『例会』でも10~アラサーは皆無。
それ以降の年代の人も1~2年入会して退会する有様です。

鉄道友の会若返りにはどうすればいい

ウィキパディア化した集まりで、このままでは自然消滅してしまい、
それでも反省の色もみせないという悪い意味での頑固な日本人の趣味の集まりになってしまいます。
選ぶ車輛も偏りがでるのは拒めません。


@twitter.com/nyohohodentetsu

鉄道友の会に、Z世代以下の若い世代や、乗り鉄、撮り鉄を取りこみたければ
入会特典で以下の要素を盛り込むことが必要なのではないでしょうか。


@twitter.com/TheKH8000Show

  • 鉄道各社に安く乗れる優待普通乗車券発行
  • インターン制度、職業体験導入
  • 車庫撮影会、受賞車輛、引退車輛など車輛撮影会を月2回行う
  • 優待施設を増やす
  • 会費を安くして門戸をひらげる
  • インスタ、ZOOMなどオンラインミーティングを導入する
  • 法人格を所得する

これぐらいのメリットがなければ、アラフィフでも入会しようとは思いません。


@twitter.com/bli1TBPrsEShCWz

鉄道友の会が選んできた車輛は、O系新幹線、小田急3000、JR221、阪急6300、
大阪メトロ60系など、時代の流れを変えた車輛もありました。

今は老人会が『なあなぁ』で車輛を選び、賞を選定しているように見えるから
入会者も減っているのだと思います。