【衝撃】教科書から『聖徳太子』が消え始めた!?
現在の30代や40代は、教科書で必ず勉強した人といえば、『聖徳太子』です。
しかし、現在、教科書から、『聖徳太子』の名前が徐々に消えつつあります。
聖徳太子が、教科書から消え始めた原因は、一体なぜなのでしょうか?
聖徳太子から厩戸王へ
教科書から『聖徳太子』の名前が消えつつあると言っても、完全に聖徳太子の存在が消えると言うわけではありません。
元々、聖徳太子は、『厩戸王』と呼ばれていましたが、新しい教科書では、『聖徳太子』を厩戸王と改める動きが出ているのです。
こうした動きの原因は、近年の調査の結果、『聖徳太子』の功績は、実は『聖徳太子』という一人の人物だけが行ったものではなく、天皇と蘇我氏と厩戸王の共同運営によって成し遂げられたと考え始められているからです。
聖徳太子の功績として有名な『冠位十二階』も多くの人物が関わったと言われており、遣隋使も小野妹子より以前から派遣が行われていたと指摘をされています。
聖徳太子の功績は一人だけのものではない
『聖徳太子』という一人の優秀な人間が全ての礎を築いたかのように思われてきましたが、実際は多くの人の力を借りたものだったのです。
そのため、『聖徳太子』一人だけの手柄だと教科書で教えることは、不適切だと判断され、現在は徐々に、『聖徳太子』ではなく、数々の功績を遺した偉人の一人として、『厩戸王』と記される方向へ向かっているのです。
現在の研究によって、これからも聖徳太子のように、歴史はどんどんと変わっていく可能性があります。