皇太子さまが毎年恒例出席される【8大行啓】とは?



皇室の方は毎年数多くの『公務』をこなします。
公務というと、真っ先に浮かぶのが、ニュースなどで話題になる海外皇室との交流ですが、実際にはニュースで報道されない地味な公務も多数存在します。今回は皇太子さまが『毎年恒例』として参加している行事についてご紹介します。
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現在は7つがメイン

皇太子さまが恒例出席している行事は、『8大行啓』と呼ばれ、下記の8つの行事が対象となっています。

1月の「国民体育大会冬季大会」
6月の「みどりの愛護」
7月の「献血運動推進全国大会」 「全国高校総合体育大会」
8月の「全国農業青年交換大会」
10月の「全国障害者スポーツ大会」「全国育樹祭」
11月の「国民文化祭」。

しかし、現在は全国農業青年交換大会が、財政難で運営できなかった年もあり、全国農業青年交換大会を抜かした7つが恒例となっています。皇室の方を一目見たいと思う人は、こうした7大行啓を見に行くと、チャンスがあります。


定年がない天皇の仕事

また、天皇には定年がないため、高齢になればなるほど、公務の負担が非常に大きくなってくることが、懸念されています。
高齢になると、体調を崩すことが多くなったり、持病を抱えることもあるため、長時間のフライトが強いられる海外公務が、特に厳しいと指摘されています。

そのため、現在は、天皇皇后両陛下の体調を考え、天皇の御引退や生前譲位について、色々な議論が交わされています。
どんなに健康に気を付けていても、やはり加齢による【老い】にはかないません。
皇室の公務は、想像以上に、体力的にも精神的にも、多くの負担がかかっているのです。