【アテにしていると後で困る】生命保険で葬式代は払えない!?



お葬式の費用は、実際に払うとなると高額で、これまで自分でお葬式の用意をしたことがない人の中には、「生命保険があるから大丈夫」と気軽に考えている人もいます。
しかし、保険金をアテにしている人は要注意です!
生命保険では、お葬式代を払えない可能性が高いのです!
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生命保険金が手に入るのは約1週間後

お葬式は通常の場合、亡くなってから2、3日以内に行います。
『友引』を嫌ったり、火葬場のお休みなどの関係によって、多少は前後することもありますが、基本的には死亡してから数日以内に行われることが多いです。

しかし、生命保険というのは、死亡してから保険会社に『申請』をする必要があります。
そして、申請をしてから、約1週間程度で保険金が振り込まれるケースが多いため、『お葬式代の支払い期限に間に合わない』可能性が高いのです。
保険金は死んだらすぐにもらえると思っている人は、いざお葬式をすることになった時に、慌ててしまうことになります。

保険金の振込みよりも、お葬式の方が早く進んでしまうため、生命保険をアテにしたお葬式代の支払いは大変危険です。
お葬式は死んだらすぐにお金が必要になりますので、貯金で現金を用意をしておくか、もしくはクレジットカードの利用できる葬儀会社を利用するしかありません。


手軽に済ませる『直葬』という手段も!

お金がどうしてもない人の場合は、『お葬式』や『お通夜』を省略した『直葬』を利用するのも一つの手段です。直葬はいわゆる『火葬』だけ行う簡易なお葬式です。

費用も20万円前後で済むため、どうしてもお金に困っている時には、検討してみましょう。もしも、お葬式代金がないからと、遺体をそのまま放置しておくと、『遺体遺棄』で逮捕されてしまう可能性があります。

お金はなくても、最低限『火葬』だけは済ませる必要がありますので、どうしても葬式費用が捻出できない場合は、そのまま家に放置をするのではなく、区役所や自治体に、一度相談をするべきです。
故人が生前に国保などに加入していた場合、埋葬料や葬祭費が支給される可能性があります。