抽選？一括払いできない？レクサスどうして人気なの？ディーラーが塩対応って本当？
国産高級車の中でもダントツ人気なのがレクサス。
新型RXの新規購入を検討するユーザー向けに、抽選販売、他ブランドの下取り車を用意、一括払いお断りが提示されています。新規枠が全国500台と狭き門になっているのが話題です。
レクサスオーナーズクラブでの特典だけでなく、ディーラーの塩対応がSNSで拡散され、リセール品に手を付ける購入者が続出。納期長期化から転売目的購入を防ぐはずが裏目にでました。
入門モデルは400万以上の高級モデルのレクサス。『ローン審査さえ通れば社畜でも、親と同居でも買える』というので、賛否両論が巻き起こっています。
今回はレクサスが元々どの様な客層をターゲットにしているのか、メーカー側が求めているターゲット層と購買層のズレを中心に解説していきたいと思います。
レクサスは元々北米向け生産車だった
レクサスは元々北米向け生産車でした。’80年代後半から生産を始めていましたが、’05年ぐらいまで『丈夫だがストーリー性はない車』と揶揄されていました。日本ではユーザー嗜好の違いから、セルシオ、ソアラなど仕様や名称を変えて発売。’06年にこれらのモデルも姿を消し、レクサスに統一されました。
レクサスと他のトヨタディーラーは別物
レクサスは他のトヨタディーラーは別扱いになっています。新車発表の際には自分たちが認めた媒体だけ呼ぶという戦略はジャーナリストから批判の声があがっています。
他のトヨタディーラーとの違いは以下の通りです。
- 軽作業（オイル、タイヤ交換など）以外の整備も他トヨタ系列では扱わない
- 納車時には記念撮影、ノベルティ進呈
- オーナーラウンジ使用
- 限定イベント招待
- 認定中古車（CPO：Certified Pre-Owned）販売店を持つ
他のトヨタ系列と、これだけ区別をつけていれば、航空会社のファーストクラス以上の民度の高い顧客になると思いますが、現実は甘くありません。
レクサス側が『ローンが通らなさそうな人は購入お断り』にしても、レクサスが求める民度の高いお客様が来るかどうかは疑問なのです。
何故レクサスのディーラーが塩対応だと噂されるのか
何故レクサスディーラーが塩対応だと噂されるのでしょうか。
レクサスだけではありません。『お金さえ持っていれば好きな車を買ってもいいじゃない』という客側の民度の低さが問題です。
お金を積まれても来てほしくないお客さんはディーラー側も本音で言うと存在します。
その一方で、人として民度が低くても売上面でディーラーに貢献しているお客さんには塩対応できません。同じ系列に沢山お客さんを紹介する、何台も乗り継ぐ、車検に入って貰うなど、ディーラーに利益をもたらすお客であれば文句が言えないのです。
新車レクサスのエントリーモデルで価格は400万以上。ハイクラスですと2000万。それなりの年収が求められます。医者の二代目、社長、車を頻繁に乗り換える若い女性客がディーラーから嫌がられるのはこの様な理由です。
この様に、自転車でレクサスのディーラーに自転車で行って、後にオーナーになった人もいます。自動車の営業マンも何人もの購入希望者を見ているのです。自転車で来たとしても、その人となりを判断したのでしょう。
高級車に乗る≠民度の高い人ではない
勘違いしないで頂きたいのは、高級車、ハイクラス車オーナーが民度の高い人ではないという事です。ベンツが医者とヤクザと会社役員の車の様に揶揄された時がありましたが、令和の現在でも、民度という概念からみると変わりません。
こちらの方は、ディーラーの塩対応に腹を立て、ディーラーを変えてでも強引にレクサスを購入されたそうです。
ディーラーの営業マンも人間ですから、数年でレクサスを転売する客が来たのではないかと敬遠したかもしれません。コメント欄を拝見しても民度の高い方とは言い難いので、試乗車は出払っていると笑ってごまかして追い払おうとしたのでしょう。それが裏目にでて悪者扱いされた次第です。
レクサスオーナーは全てこの様な方ばかりなのでしょうか。
一部のレクサスオーナーが民度を下げている
レクサスのオーナーも年齢層は幅広く、車種も様々です。性能もよく車そのものに罪はありません。ですが、レクサスの一部のオーナーの民度の低さが問題になっているのも確かです。
道を譲って貰える、オーナーズラウンジのお菓子、これは車がどうのこうのという次元の話ではないですね。バブルの頃にお金が余っているからブランドもののバックを買いあさっていた学生と同じです。
筆者は元整備士です。それだけに車の性能そのものは素晴らしく、北米で発売されていた当時のソアラもどきに比べ、改良され良くなっていると思います。
しかし、国内でソアラに乗っていた客層は年収が高かっただけでなく地位も生活も安定していて、民度も高く、全てにおいてバランスの取れた人が多かったのを覚えています。
レクサスに乗る人全てが、そうなのかどうか、それがレクサスが賛否両論を呼ぶ理由なのだと思います。
