桜開花の統計がはじまったのはいつ?桜の開花600度法則と、開花400度の法則の違いって何?



春のお彼岸を過ぎると、全国各地で桜が咲き始めます。
桜開花予想ですが、気象庁によると『600度法則、開花400度法則』という二種類の法則があります。

600度法則、400度法則の違いは何でしょうか。

600度法則は最高温度の累計

桜開花600度の法則は、2月1日から毎日の最高気温を足していき、累積が600度になったときに桜が開花するというもの。

桜開花の統計が始まったのは、1953年。
気象庁が、全国914箇所で気温を観測し、各地の桜開花を予報していますが、統計70年の間に、600度の法則に、ぴったり当てはまったのは、9回。

近年の予報で、当てはまったのは、1993年、1997年、2003年、2014年、2017年(誤差1日)です。

600度の法則は、地域別で当てはまる所、当てはまらない所があるのでしょうか。

600度の法則が当てはまるのは仙台

地方別でみると、仙台は4年に1度は法則に当てはまることになる。
600度の法則から外れた都市でも、開花予想日の誤差が3日以内におさまっているのも注目です。

名古屋、広島、大阪などの地域も、600度の法則の誤差3日以内で桜が咲きますが、仙台ほどの正確さではありません。

逆に精度が落ちるのが札幌の桜開花予想です。
冬は零下になるので、開花予想日は1週間ほどズレこむこともあります。

400度の法則は二種類?桜と花粉

ちなみに400度の法則は二種類あり、桜開花と、花粉の二種類です。

  • 元旦からの平均気温を足して400度になった日→花粉が飛散する日
  • 2月1日からの平均気温を足して400度になった日→桜が開花する日

桜の場合は、400度の法則を600度の法則に合わせて、開花予想を立て精度を補います。