洋服リサイクルボックス・通年やってるブランドは?



衣替えの季節に気になるのが、着なくなった洋服のリサイクル。
1~2シーズン着たものならフリマアプリで売れますが、状態の悪いものや、流行から外れたものは売れません。


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百貨店などで季節の変わり目に開催されている衣料品回収も、回収時期が決まっている上、予約制、持ち込み点数が決まっていると何かと難題があります。


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今回は、通年洋服のリサイクル回収ボックスを置いている所、企業を紹介させて頂きます。

The Norce Face(各店舗)

The Norce Faceはスポーツ用品のゴールドウィン傘下のアパレルです。

  • 回収するもの:洗濯済の衣服
  • 回収できないもの:下着、靴、靴下、帽子、手袋など

回収した洋服を再利用可能な資源に分解してリサイクルすることをモットーにしていて、自社以外の衣服も回収しています。

洋服持ち込み1回につきクーポン券500円(5000円以上のお買い物に使用可)を配布しています。

H & M(各店舗)

H&Mの衣料回収は、タオルや靴下も対象になっているのが特徴です。
1袋1回で、3000円以上のお買い物に使える300円のデジタルクーポンが貰えます。

  • 回収するもの:洗濯済の衣服
  • 回収できないもの:下着、靴、帽子、手袋、アクセサリーなど

The Norce Faceや、H&Mは衣料回収の代わりに、自社製品購入で使えるクーポン配布になっていますが、
実際は使わなかった方もおられるのではないでしょうか。

RELEACE=CATCH(近畿・中部の一部)

アパレルブランド『SPINNS』を展開する『ヒューマンフォーラム』が手掛ける衣服リサイクルプロジェクトです。

  • 回収場所:『SPINNS』各店舗、京都信用金庫各店舗、mumokuteki京都店
  • 回収するもの:衣服全般(汚れのない洗濯済のもの)、ネクタイ可
  • 回収できないもの:靴、カバン、アクセサリー類、帽子、マフラー、下着、肌着、靴下、
    濡れた衣服、カビの生えている衣服、汚れ・破れ・毛玉が多く付いている衣服、
    作業着、制服、布団、毛布、カーテン、ぬいぐるみなど

衣料品の再利用が目的なので、なるべくまだ着れる洋服を持って行くのがマナーですね。

ユニクロ、GU、無印は自社製品回収のみ

ユニクロ、GU、無印も衣料品回収を行っていますが、自社製品のみです。
社員さんの話ですと自社製品以外の洋服が回収ボックスに入っていた場合、廃棄処分になるので勿体ない話です。

皮製品では、土屋鞄が自社製品の回収を行っているだけで、革製品のリサイクルが難しいのが判ります。

時代はアップサイクルを問われる様に

自社製品の回収だけでは『古着を捨てているのでは』というユーザーの厳しい指摘があってもおかしくありません。
アパレルのアーバンリサーチは、回収した商品や売れなかった品物で新しい商品を作る試みをしています。

高島屋のアップサイクルプロジェクト
『Depart De Loop』は衣料品とコスメに特化してリサイクルプロジェクトを行っています。

いかがでしたでしょうか。
衣料品は通年リサイクルだけでなく、アップサイクルにつなげる形にしていくと、いいですね。