【関東広域強盗事件】指示役ルフィは4人?2人はフィリピン刑務所服役の元暴力団員



’22年秋~’23年冬にかけて相次いでいる関東広域強盗事件。

素人同然の実行犯を束ねていたのは、フィリピン刑務所服役中の元暴力団員だったそうです。

関東広域強盗事件とは

関東広域強盗事件は、’22年秋~’23年冬にかけて、
高齢者を主に狙った強盗事件でした。主な特徴は以下の通りです。

  • 一連の犯行は振込詐欺を手本にしている
  • ターゲットになる被害者は名簿を買い取り主犯格が絞り込む
  • 実行犯は高額(一件100万円)につられ手を出した闇バイト
  • タタキ(強盗)の仕事があると言っても、引かせない
  • 連絡に使うのはアシが付かないテレグラム
  • 犯行場所は指示役がある程度の情報を掴み、実行犯に支持する
  • 実行犯同士は面識がない、現地集合で素人
  • 1人が見張り及び偵察、その他が実行犯
  • 指示役や主犯は国外(東南アジア)に居る

主犯がニックネーム(ルフィ)を使うことから『ルフィ広域強盗事件』とも呼ばれたこの事件。
主犯の実情は犯行が広がるにつれ明らかになってきました。

主犯は4人、その中の2人は元暴力団員

ルフィと名乗る今回の事件の主犯は、渡邉優樹容疑者、今村磨人(きよと)容疑者、藤田聖也容疑者、小島智信容疑者の四人。この他にも『キム』『ミツハシ』と呼ばれる指示役がいたことが判明しています。

渡邉容疑者と、今村容疑者は札幌市出身。フィリピンのビクタン刑務所に服役していて、6代目山口組弘道会福島連合に所属していたと豪語しています。


@twitter.com/bunshun_online

複数のメディアが報道する所によりますと、両容疑者は札幌市内の刑務所に服役していた当時から100万円以上もの大金を収容所幹部に渡していた所を、他の服役囚から目撃されており、ビクタン刑務所でも他の服役囚はすし詰めの悪環境の中に居る中、賄賂を払い個室待遇。
そのお金の出所は今回の様な特殊詐欺で、服役しながらぜいたく品も買い放題です。

ビクタン刑務所が彼らの身柄の引き渡しを渋るのは、賄賂を貰っているからなのではないでしょうか。

何故、素人による犯行だとバレた

広域強盗事件が早々と素人による犯行だとバレた所以、
そして主犯が国外だと目を付けられたのは以下の通りです。

  • 犯行形態が雑で、捕まるリスクを考えていない
  • 犯行を侵した後に、現場に1~2時間も実行犯がいた
  • 身分証のコピーを実行犯に送ってるのでゆすられる

“いい車”“お金を稼ごう”に憧れ、簡単にお金を作るのに憧れ
宝くじの当たり券を貰う感覚ですがりつくZ世代を狙い撃ちしていると言えます。

反対に狙われやすい家や、人はどんな人かと言われれば、
高齢者だけとは限りません。

訪問介護を受けている一人暮らしの高齢者だとか、
高額納税者や高級な宝石購入者、スポーツジム会員だけではないのです。

次に狙われるのは独り暮らしで好き放題遊んでいる独身か

これからこの様な半グレに狙われる家があるとすれば、
日中留守にしている独り暮らしオートロックマンションも選択のひとつに入るでしょう。

独り暮らしなら友人に、派手に自慢話や外食ぶり、パリピぶり、お金のかかるお稽古話をしないのも
防衛手段のひとつです。

90歳の1人暮らしの女性が狙われた時は、独特の門構えで、ベンツやマイバッハなど高級外車を4台駐めていました。
この場合はここの通りは住民以外ほとんど使わないので、かえって判ってしまったのです。

彼らの手口は日に日に進化しています。
現在の犯行手段で捕まってしまったなら、次のターゲットを狙うかもしれないのです。