百害あって一利なし?!アイドリングストップを自動車業界がやめる日が来る?



環境庁やトヨタが旗振り役となって、’00年にはじまった車のアイドリングストップ(ISS)機能搭載。
今や路線バスにも搭載されている機能ですが、マイカーユーザからは『要らない』の声が相次いでいます。


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搭載から20年。大手メーカーの中には、あえて『非搭載』にむけて動く所も出てきました。

旗振り役のトヨタもISS搭載をやめている?

ISSの旗振り役と言われていたのがトヨタですが、そのトヨタでさえも
東京五輪あたりには、ISSの導入をやめています。

ヤリス、ヴィッツなど気が付けばこれらの車もISS非搭載、その理由は以下の通りです。

  • 専用バッテリーが高い上、寿命が短い
  • スムーズに発進しようとすると余計燃費を使う
  • 5秒以下でダラダラ止まって動くと、エンジンが痛む


20分暖気すればドリンク一杯分の燃費をムダ使いしなくて済むというのが環境庁の言い分でしょう。

しかしエンジンの再起動回数によっては、ドリンク一杯分以上のガソリンが要ります。
車を街乗りに使う人にとって、ISS=バッテリーに負荷を与える以外なにものでもありません。

ISSなしの軽自動車もリリース

’23年4月には、ダイハツ工業が主力の軽自動車・タント・タフト・ムーヴキャンバスに
アイドリングストップレス仕様の車を発表。


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既存車種に比べて平均33000円安くなるのは魅力的です。
半導体不足から苦肉の策とはいえ、バッテリーがへたるからISSは不経済と
考えている軽自動車ユーザーも多いのではないでしょうか。