電車に乗る前に!駅の秘密いろいろ!
電車が大好きな「てっちゃん」「てつこ」の皆さまにはおなじみすぎるかもしれませんが。
駅でいろいろお見かけする面白いあれこれをご紹介します。
①あの人たちは…なに?
とある駅のホーム。中数人のカメラをもった男性がホームの端っこでじっと何かを待っています。
きっと電車を撮影したいんだろうな。などと思ってみていますが、駅でお見かけした駅員さんに聞いても、何を撮ろうとしているのかは分からないとのこと。
「私たちよりお詳しいんですよ」
とのこと!
マニアのみなさま、恐るべし!
そのあと、よくよく見ていたら、砂利を積んだような貨物列車を撮影していました。「コウリン」とかいうそうです。工事用臨時列車の略? よく調べていますね。
通過後、ばらばらと解散。仲良く固まって一緒にいたのに、顔見知りか仲間っぽいのはその中の3、4人ぐらいで、そのほかの10名弱は素知らぬ顔で解散するあたり。個人主義であっさりしているのが、素敵でした。
②池袋の東西が逆なんですけど。
これは有名な話ですけど。東京都豊島区にあるJR池袋駅の東口には西武百貨店と西武池袋線が、西口には東武百貨店と東武東上線があります。逆なのが紛らわしいのですが、逆に印象深い!?
③近頃の駅の建て替え
古い駅舎が建て替えになることってありますよね。古き良き時代のものが、取り壊されることにしんみりと寂しい気持ちを抱く一方で、きれいに建て替えられて、設備が一新されるというのもなかなか素敵なことです。トイレなどがきれいになるのはうれしいですね。
これがまた、秘密が少々。
JR東日本の予算がほとんど出されず、市区町村の予算で建て替えられる駅舎が多いそうです。
え?なんでこんな辺鄙な駅が建て替えなの?と思うときは、おおよそ、そのような政治的な思惑で建て替え計画があるとのことで。
みなさんの地元の駅も、そうなのかもしれませんね!
④暗くする必要、なかったのかもしれません。
首都圏の駅や線路周りの電気は、ほとんどが自社での発電による電力だそうです。首都圏から少し離れると、東京電力等から買っているそうなのですが。
東日本大震災直後の計画停電の時、駅は煌々と明かりがついていました。新潟の小千谷にある水力発電や、川崎の火力発電所による電力が供給されていたんですね。
それにしても、あの当時の世の中の風潮により、節電を余儀なくされ、駅も薄暗くなっていましたよね。覚えていませんか? 東京電力と関係ないなら、暗くする必要性、全然なかったのかもしれませんね!
⑤JR赤羽線は永遠に…
首都圏の人なら分かるかもしれませんが。
山手線が黄緑色でぐるっと輪を描く東側には、青い京浜東北線、緑とオレンジの東北線、西側には埼京線が沿い、それぞれが赤羽駅で合流します。
赤羽駅から池袋駅までは埼京線が通り、十条、板橋、と停車します。
必ず、停車するんです!
驚くことに、各駅停車じゃない、快速も通勤快速も、すべての埼京線がこの二駅は飛ばさずに必ず。
走っている電車は、埼京線の濃いグリーンのラインの入った列車。
でも、この区間は埼京線ではないのです。
あくまで、「赤羽線」なのです!
もちろん駅での路線案内や、きっぷの販売で赤羽線と呼ばれることはもうありません。
走る電車は埼京線や新宿湘南ラインの列車だとしても、線路の名前は「赤羽線」なのです。
どうしてそんなに大切にこの路線名をこっそり守り通しているのか、
ものすごく急いでいるような通勤快速までもがしっかり停車するのかは疑問ですが。
覚えていてください。記念碑のようにしっかりと残り続けている赤羽線を。
(市販の時刻表にもそのように表記されています)