【旧統一教会解散】法の華の福永法源は出所して別法人を立ち上げている?!



旧統一教会に解散命令が下されるかどうかが問題になっています。
日本で過去に解散命令が出された宗教法人はオウム真理教と明覚寺です。

今回は霊感商法で問題となり解散命令が出されながら、破産。再び宗教法人を立ち上げるという悪徳ぶりを貫く法の華三法行について解説したいと思います。

法の華三法行はどんな団体だった

法の華三法行は、’87年に宗教法人として静岡県に認定されました。
名前が知られるようになったのは、’90年代からはじまった『足裏診断』です。足裏診断がきっかけとなり霊感商法の被害者が相次ぎ、
主教法人解散に追い込まれたのです。法の華三法行の足裏診断と勧誘の手口は以下の通りでした。

@twitter.com/_Don_Ryu_

  • 相談者の足裏診断で病気や悪い所があるかのように誘導
  • 先祖に祟りや水子供養の必要があるかどうかも説く
  • 4泊5日絶食の『生きざま修行』に勧誘する
  • 教祖である福永法源や教団員のいいなりにさせる
  • 教祖や教団員の一部が著名人と繋がりがあるようにアピール
  • 修行の末に人生が報われるように洗脳する

心が弱っている人々に漬け込み、お金を出させる商法です。
信者ひとり当たり500万の被害と言われていますが、実際はそうではありません。
明らかな霊感商法がまかり通っていたのです。

  • 最初は足裏診断のお祓いで8万円
  • その後は生きざま修行に225万円
  • 修行中は『健康にあふれた毎日です』など、大声で連呼、水も飲めない絶食
  • その他にも『右脳塾(380万以上)』、教祖の手形(1000万円)など明らかな霊感商法があった

弁護士団が被害110番を結成するまで被害が表沙汰にならなかったのが不思議です。

1人で1000万以上の被害を被った人も

法の華三法行・民事訴訟が起こった当時の原告は全国9地裁で約1200人。
実際の被害者数は約22000人、被害総額は950億円にのぼった為、’99年末警視庁と静岡県警は東京や静岡など教団施設を強制捜査。
’00年には教祖の福永ほか幹部陣が詐欺容疑で逮捕、福岡地裁で初の民事の判決がなされ、原告側の全面勝利となりました。

なぜ法の華は解散にならなかったのか

法の華が解散にならなかったのは、被害総額が甚大で法の華が資産を売却しなければ被害者に対する弁償ができなかったからです。
宗教法人法では解散は以下の様に決められています。

宗教法人法81条1項は解散命令
法令に違反して、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為をしたこと。

霊感商法や暴力、信者への虐待行為、洗脳はあてはまるでしょう。

その一方で宗教法人を解散した場合は法人がもっている『財産』を処分しなくてはいけない上、解散した法人の不動産などの財産は国のものになります。損害賠償金の支払いに充てられなくなるのです。

オウム真理教や円覚寺の様に法人の財産を放棄させ没収する必要がある場合は解散請求を行います。
しかし、法の華のように民事裁判後に損害賠償請求額を確保しなければいけない。
預貯金、不動産などの保全処分をし、宗教法人に勝ってにに売却させないようにする為に弁護団が解散請求をしたのです。

実刑判決後も、性懲りもなく新しい宗教を立ち上げている?!

福永法源は’08年に実刑が確定し黒羽刑務所(’22年閉所)に服役していました。
しかし’14年に釈放され、別の宗教法人『第3救済 慈喜徳会』立ち上げ、


本人主演の映画まで作り、自分の過去の過ちは全く反省していない。

法の華の実際の信者は10万人いたと言われています。
訴訟を起こし被害を申し出たのはわずか5分の1です。
何故福永法源が出所後に宗教法人を立ち上げることができたのか、日本の宗教法人の法の抜け目をかいくぐったとしか思えません。


@twitter.com/yoursmins
この辺りは日本の法律をきちんと改正してほしいと思います。