プーアール茶ならぬ雲南コーヒー?中国のコーヒーがアツい理由
スペシャリティコーヒーと言えば、エスメラルダ・ゲイシャ、コスタリカという人も居ると思います。
令和の現在コーヒー市場を沸かせているのは中国なのをご存じでしょうか。中国のコーヒー市場と、中国雲南省でスペシャリティコーヒーが栽培されている理由について説明させて頂きます。
中国のデリバリーコーヒー『luckin coffee』って何
中国では、平成まで砂糖、粉乳を混ぜたインスタントコーヒーが7割、レギュラーコーヒーが2割、缶コーヒーが1割という市場構成になっていました。
令和になってから、新興企業による後押しが増え、オンラインオーダーのコーヒー宅配『luckin coffee』が急激に店舗を拡大。’12年に雲南省に農園を購入したスターバックスと張り合う競合となったのは記憶に新しい話です。
lucking coffeeは、その後米国上場したものの売上の虚偽申請をした問題が発覚。米国では破産の憂き目をみましたが、令和4年現在中国本土店舗数はスターバックスを上回っているのです。
プーアールコーヒーに世界が注目する理由は
そんな中、lucking coffeeとは別に世界のコーヒーマニアが注目しているのが、中国・雲南省で生産されているスペシャリティコーヒーです。
雲南省と言えば、南部のプーアル(普洱)は、プーアル茶の産地として知られていますが令和の現在は中国のスペリャリティコーヒー最大の産地で、特に有名なのが天空農園です。
意外にもコーヒー生産量は世界で14位とコスタリカに並ぶ中国ですが、生産量の殆どはインスタントコーヒーに使われるロブスタ種。雲南省は標高が1800度と高く、コーヒーベルトでもアラビカ種の栽培に適していることから、注目されたのだと思います。
プーアールコーヒーの味は?
実際にプーアールコーヒーを筆者は、スターバックスと、独立系の自家焙煎のお店、両方で飲む機会がありましたので、飲んでみました。
スターバックスは飲まれた皆さんがおっしゃる通り、ハーブの香りのするスマトラで、独特の香りのする苦味のある甘さのあるコーヒーです。スターバックスのコーヒーは、全体的に苦味が強いので、そう感じるのかもしれません。
もう1つは生豆を取り寄せてから、焙煎法を調整して貰える所で、中煎りにして貰いました。
こちらは飲みやすく、ブランデーの様な深さとストーンフルーツの様な甘さのあるコーヒーに仕上がっていました。
いかがでしたでしょうか。
中国のコーヒーと言われると、味のイメージが思い浮かばない方も多いかもしれませんが、意外に美味しいことが判ったので是非トライしてみてください。