宿泊費がタダ?旅行先で収入が得られる『おてつたび』が人気
旅先で就業体験を積むことで宿泊費がタダになる『おてつたび』が人気です。人気の宿泊先や就業体験先は申し込み倍率が3~4倍になるという嬉しい悲鳴。
’18年に創業したばかりのマッチングプラットフォームですが、どんな所なのでしょうか。
おてつたびとは『お手伝い』と『旅』の造語
おてつたびは『お手伝い』と『旅』を掛け合わせた造語で、旅先で就労体験を積むことで相手側が宿泊費などを負担するというウィンウィン型のマッチングプラットフォームサービスです。
登録する業者は主に農業や旅館業など国内の一次産業で、過疎化により労働力が激減していることが何十年も前から問題視されている業界が殆どです。
今までは地元の知人や親族に収穫期の手伝いを頼んでいたのが、学生や旅行がてらの30~40代の人も来るようになったというのが驚きです。
就労体験型やプロジェクト参加型のマッチングプラットホームなので、労災など保険も完備しているところが嬉しいかぎりです。
おてつたびに参加するには、どうするの?
おてつたびに参加するには公式サイトから本人確認書類など個人情報を登録し、自分が就労体験をやりたい分野に向け自己アピールを簡潔にわかりやすく書きます。
役に立ちそうな資格や、ボランティア経験があれば書いておきましょう。専門学校生や技術職出身者はこの点で引手あまたになること間違いなしです。
初回参加時のみ同社とのスタッフとの面談があり、おてつたび先との面談を経て参加できる仕組みとなっています。
’22年初頭の登録者構成は学生と社会人では1:1を切ったという、おてつたび。18歳から登録可能で会社設立当初は学生参加者が多かったものの、現在は副業として参加する会社員も居ると言います。
夜行バスで日本各地を回った創業者
おてつたびの創業者は永岡里菜さん。
漁業と林業の街として知られる三重県尾鷲市だが、観光名所として知られた街ではありませんでした。永岡さんは『住んでいる人にとっていい街だけど、わざわざ観光に来る人も居ない所は全国に沢山あるんじゃないか』と気付いたと言います。
大学卒業後、地域や農業など一次産業をサポートする会社に就職したものの、このままでは自分の思うような地域に人を呼び込むことができないと退職した上に、住んでいたアパートを解約。
夜行バスで全国を行脚したそうです。
おてつたびは18歳から最高齢は後期高齢者の方までが参加する就労型プラットフォームに急成長しています。仕事の片手間に、お休みの日に是非参加してみませんか。