満員電車でクラスターが発生しない不思議な理由
『三密の温床』と言うべき日本の満員電車でクラスターが起きないのは何故でしょうか。
新型コロナが蔓延する中、百貨店、飲食店、学校ではクラスターが次々と発生する中、日本の通勤電車でクラスターが発生しないのは日本独特の文化が関係している事が判りました。
通勤電車が感染リスクが低い理由
公共交通機関は毎日ほぼ決まった顔触れが乗り降りしており、通勤電車は乗客の8~9割が同じ顔触れほぼ同じ車両に乗っています。
満員電車、通勤電車でクラスターが発生しないのには以下の事柄が考えられます。
- 通勤電車の乗客は基本的に皆黙っている
- 全員マスクをしているので感染者が1人いたとしてもエアロゾルが広がる確率が低い
- くしゃみや咳をしても広がる確率は少ない
- 電車は頻繁にドアが開くのに加え、換気にちからを入れている
それに比べて百貨店や学校はどうでしょうか。どうしても声をあけざるを得なくなり、不特定多数の人が出入りする事でクラスターが起きやすくなります。
ユニバーサルマスクが感染防御になる?
新型コロナ発生当初、超チフスのメアリーの例え話が持ち出されました。症状がない無自覚の患者が感染を広げている例えです。
中国・北京で124家族を対象に行った実験では、マスクをしていた家族では4家族に1人は家族に感染させたのに対し、感染者がマスクをしていた家族では感染率が79%までに減った事が立証されています。
ユニバーサルマスクでも意味がない場合
満員電車ではマスクをして黙っている事がユニバーサルマスクになると言われています。
『マスクをしていれば全てが安全』というのではありません。
フィットネスクラブで見かけますが、ウレタンマスクやスポーツ用メッシュマスクをして、お風呂場やロッカールームで隙あらば喋る人がいます。
1人でもこの様な人がいると、ユニバーサルマスクとは言えないのです。
それなら黙々と泳いで、さっさと上がってしまうプールの方が、よっぽど安全だと言えます。
通勤電車でクラスターが発生しにくい理由のまとめ
通勤電車で新型コロナのクラスターが発生しにくい理由について、以下の通りになります。
- 通勤電車では暗黙の了解の元、全員はマスク、無言である
- 無症状でも無言でマスク=ユニバーサルマスクという行動が三密でもクラスターを防いでいる
- 百貨店、飲食店、学校でクラスターが発生するのは『自分ぐらいどうにかなる』という人がいるから
- マスクさえしていれば大丈夫というフィットネスクラブは危険
最後までお読み頂きありがとうごさいました。