頭の良い上司は3つしか説明しない!その理由説明します
頭がいい人から説明うけるとパっと判るのに、あの人から1から10まで説明されてもさっぱり判らない。しかも『判ります?目が死んでますけど。』なんて上司から言われたら怒りたくなりますね。
俺、私の説明を理解しない部下が無能だ、俺の説明をそれほど説明しなくてもきちんと理解してくれるお得意様もいれば他の部下もいるのに、と上司がブチきれるのは簡単です。
そんな上司の説明は『ごく一部の顔見知り』にしか伝わってないのではないでしょうか。
頭の良い人は1から10まで説明しない
頭がいい人は物事を1から10まで説明しません。
頭が良い人は以下の3つの順番で物事を説明します。
- 相手が必要としている情報の範囲を特化する
- 相手にあわせて判りやすいように客観的に情報を加工する
- 必要な情報とそうでない情報を振るいにかけ、たたき台を作る
- 伝えるべき人に対する『推し』と自分の『推し』の合意点を即座に見つける
人やグループによって阿吽の呼吸で通じる所もあれば全く通じない所もあって困るが自分のせいではないと我が侭を言っている様では組織では通用しません。
仮にそれでお金を貰っているようでは鼻もちならない大名商売と言われても仕方がないのです。
情報のブラッシュアップが出来るか
頭の良い人は情報のブラッシュアップを言われなくても出来る人です。それは人と接する事=勉強だと思っているからです。
例えば情報を特化する項目ではプレゼンの資料の説明があります。先程説明した1~4の法則に当てはめたプレゼンにおける資料の説明は以下の通りになります
『資料にはAからJまでありますが、A,D,Fが実現可能です。Aにおけるメリットは(以下DとFにおけるメリットデメリットの説明を判りやすく伝える)。』
ここまでで1~3が伝わります。項目を三項目に絞った事で1と3が伝わり、三項目のメリットデメリットを伝える事で2が伝わります。さらに4を伝えるのが至難の業です。
二流の上司が何故最後につまずくのか
では貴方の言葉が何故一部の人に1から10まで説明しなければ届かないのでしょうか。
二流の上司は『自分及び自分の取り巻きの推し』が考えている事を説明しようとするので主観的です。これでは相手に物事が伝わりません。
その為1から10まで物事を伝える結果となり、相手に『判ってます?目が死んでますよ』など失礼な事を言ってしまう羽目になるのです。
頭のいい一流は相手との合意点を即座にみつけられる
頭のいい一流は相手との合意点を即座に見つける事ができます。
先程の例で申しますとこうなります。
『A,D,Fの中では、皆さまと同じ様に私もDが推しです。Dの中では、他にもこのような応用が利きます(以下略)』
最小限のエネルギーかつ合理的にプレゼンを進めるので、そこにいる人たちが納得するようになっています。情報のたたき台を作るのが巧いのです。
頭のいい人の伝え方を覚えると人間性が広がる
いかがでしたでしょうか。頭のいい人の伝え方をもう一度おさらいさせて頂きます。
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- 相手が必要としている情報の範囲を特化する
- 相手にあわせて判りやすいように客観的に情報を加工する
- 必要な情報とそうでない情報を振るいにかけ、たたき台を作る
- 伝えるべき人に対する『推し』と自分の『推し』の合意点を即座に見つける
今まで1から10まで伝えなければいけない生き方をしていた人にとってかなり難しい事かもしれません。
全てを優先事項にするのではなく、伝えたい相手との合意点を正確に見つけることも頭の良さを試されることなのです。