鉄玉子はアルミやかんに入れても大丈夫?麦茶つくってみた
鉄玉子は鉄でできた卵型の台所用品です。貧血予防、お茶をまろやかにする効果があります。
南部鉄器のやかんや、鉄鍋の代わりに用いられるようになりました。昔は名前の通り玉子の形をしていましたが、今ではドラえもんや、スヌーピー、キティちゃんなど、キャラクターものもあります。
私が持っているのはたい焼き上の手のひらサイズの鉄玉子です。小さくみえますが手に持ってみると、ずっしり重く、重さは大きなヤカンぐらいの重さです。
お手入れが面倒、鉄を摂り過ぎても良くないということから、鉄玉子をつかったことがない方も多いのではないでしょうか。
鉄欠乏性貧血を抱える方にとって毎日の食事で鉄分を補うのは至難の業。毎日飲むお茶から鉄分を補給できればよいのではないでしょうか。
今回鉄玉子でお茶を煎れる時、アルミのヤカンを使ってもいいのか、アルミのヤカンを痛めない方法があるかどうか、実験検証した結果をお伝えしたいと思います。
アルミヤカンで鉄玉子を煮てみた
鉄玉子の鉄が溶けだすのに必要な時間はお湯が沸騰しだしてから5分程度です。今回はこちらのヤカンで試してみました。デコホームのアルミヤカンです。
水カップ4杯いれて鉄玉子を入れます。見えにくいですがヤカンの底に鉄玉子が沈んでいます。
アルミヤカンの底で、鉄玉子がコトコトと音を立てだしたら沸騰しはじめた証拠です。ガスの火は極弱にして5分沸騰させます。ヤカンに傷をつけないためです。
タイマーで5分セットしておくと判りやすいですね。5分後、お湯をしずかに注いでみます。ヤカンの中で鉄玉子が当たらないようにしましょう。
鉄玉子本体にサビが出ていない限り、この通り沸かしたお湯に何もついてきません。では麦茶を入れます。鉄玉子を入れたお湯でいれるお茶は『カフェインレスのお茶であればなんでもいい』です。コーン茶やごぼう茶も相性が良いとされています。
麦茶の味はまろやかに
麦茶の色は、鉄玉子を入れなかった時に比べ、色は濃い目にでました。味ですが、まろやかになったのと、麦茶独特の喉にささる感覚がなくなったのが判りました。
これからの季節乾燥しやすくなるので、喉に優しいお茶は良いのではと思います。
ヤカンから鉄玉子はどうやってとりだすの
ヤカンから鉄玉子は、お玉か大き目のスプーンで、そっと取り出し、冷水ですばやく洗います。
その後、乾いた布巾で水分を拭きとり、キッチンラップにくるめばサビを防げます。黒豆を煮た後も我が家ではこの方法で鉄玉子のサビを防いで、長く使っています。
いかがでしたでしょうか。サビる、使い方がわからない、面倒と敬遠されがちな鉄玉子。使い方を守り、食生活にほどほどに取り入れていくことをお勧めいたします。