一粒万倍日は開業、入籍にお勧め!他にもある吉日は?



一粒万倍日に宝くじを買うと良いと聞いたことはないでしょうか。
一粒(りょう)万倍日は、暦の上でも良い日とされていますが、多くの人は何故この日がいいのか知らないと思います。

この日の他にも、寅の日、巳の日、天赦日、などが吉日と言われる所以は日本古来の暦の読み方にあるのです。

一粒万倍日は、後々の結果が期待できる日

一粒万倍日は、日本古来の占いのひとつ、選日(せんじつ)と呼ばれるものから来ています。
選日とは、暦注上において干支の組合せによってその日の吉凶を占う物です。

選日で最も知られているのは六曜(先勝、友引、先負、仏滅、大安、赤口)ですが、様々な占いが知られる様になってから、
九星、二十九宿など、他の選日の存在も知られるようになりました。

その中でも、結婚、入籍、開業など人生の節目、門出に相応しい日として選ばれているのが一粒万倍日です。
一粒の籾(もみ)が、万倍に実るように、この日始めたことは万倍になってかえって来るといわれています。

六曜の大安が重なるとさらに縁起がよいとされています。

金運が高まる寅の日とは

12日に1日ある『寅の日』は金運の日と言われています。その所以は以下の通りです。

  • 寅は財運の神、毘沙門天の使いだから
  • 千里巡って、千里還るということわざから、出ていったお金が戻ってくる

寅の日に、スーパーでも大売出しをする所は多くあります。売り出しをすればお店にお金が還元されるという意味を込めてです。
寅の日に始めることは、金銭にまつわることが主となります。

  • ローンを組む
  • 金融商品を購入する
  • 財布を新調する
  • 宝くじを買う
  • 旅行に行く(旅行に行っても無事に帰ってこれる)

行動派の方は、寅の日を活用して、行動してみてはいかがでしょうか。
ただし、寅の日は『何度も戻ってくる』という意味もあるので、入籍、結婚式、お葬式など、冠婚葬祭にまつわることは避けましょう。

人生の切り替えをする巳の日

巳の日もまた金運の日ですが、寅の日と少し意味合いが違います。
七福神の一柱、弁財天の使いで、白蛇を見ると金運が増すと言われているのは、このためです。

巳の日にやって運気があがるのは、以下のことです。

  • 財布のなかにあるいらないもの(レシート、使わなくなったポイントカード)を捨てる
  • お金を洗う
  • 転職
  • 展示会、発表会を開く
  • 財布の買い替え

お金を洗うので一番有名なのは日本橋にある、小綱神社です。
清めた1万円をお財布の中に『種銭』として持っておけば、金運が巡ってくると言われています。

天赦日は、万物の罪を赦す日

天赦日は万物の罪を天が赦す日になっています。1年に5回、季節の変わり目にあり、何か違ったことにチャレンジする節目に向いています。
ただし『終わり』を意味することは避けましょう。
退職、閉店、墓じまい、お葬式などは避けるべきです。

いかがでしたでしょうか。
古代の人が残した『吉日』を巧く活用すれば、人生の節目も乗り切りやすいかと思います。